マンションは戸建て住宅とは違い、専有部分と共用部分に分かれています。構造上の問題などで、原則として共用部分はリフォームができません。リフォームできるのは専有部分のみとなっていますので、事前に管理組合に専有部分がどこであるのかを聞いておくことが大切です。その際、専有部分だけではなく、フローリングの遮音等級の規制など、細かい規約や届け出の有無を聞いておくことをおすすめします。

京都でのマンションリフォームで水廻りの位置や間取りを変更したい場合も注意が必要です。排水管は水がスムーズに流れるよう傾いています。これを排水勾配といいます。水廻り設備を移動するためには排水勾配を確保しなければならず、配管の状況や床の高さなどによっては大きく移動ができない可能性も考えられます。壁の厚みを増したり、床を上げたりして対処する方法もありますが、致命的なトラブルを防ぐためにもマンションリフォームの前にしっかりとチェックしておくと安心です。

水廻りは使いやすい形にリフォームすることがコツです。例えば、キッチンにはI型やL型、アイランド型、ペニンシュラ型などの型があります。京都でマンションリフォームを行う際は、使い勝手や生活動線に合わせて決めると良いでしょう。吹き出し口の位置、間取りとのバランスなども考慮します。また、トイレはマンションの排水の種類に合う便座タイプを選ぶ必要があります。狭くならないよう、トイレスペース全体を見て程良い大きさのものを選びましょう。浴室は、浴槽の種類から壁・床・天井の素材などがこだわりたいポイントになります。

また、マンションは戸建てとは違い、隣は他人の住居です。そのため、騒音や建材の置き場所、臭いなどが原因となり、ご近所トラブルを招く恐れがあります。そうしたことにならないためにも京都でマンションリフォームをお考えなら、リフォーム前には必ずご近所へ挨拶に行きましょう。基本的に上下左右、斜めのお部屋に伺い、工事の内容や期間、時間帯などを伝えます。さらに、工事が終わった後も報告の意味を兼ねて挨拶することをおすすめします。