京都 狭小住宅 その⑥ 1人の空間もときには必要
小さな家での基本的な考え方に「ワンルーム」という考え方があります。
家全体を大きなワンルームとして穏やかにつなげるのは、もはや定石ともいえますが、
そうした一方、常に誰かが見え、常に誰かから見えてしまう不便さもあります。
家族の中でもプライバシーはあり、時には「ひとりだけの空間」もほしいとおもいますよね!
長い暮らしの中で、時にケンカをしたり、ひとりでこもりたい時や、集中して何かにとりくみたい。 そんな時もあります。
そんな時の為に、ひとりで過ごせる空間を用意しておくことをお勧めします(*^_^*)
でも、細かく部屋を間切ると、自由のきかないガチガチの空間になってしまいます・・・。
雑誌に載っているような広々とした書斎じゃなくてもいいじゃないですか。どこかの一角に半畳ほどの空間をつくる。全体に囲われた個室とまでいかなくてもちょっと家族の視線から外れた空間もイイものです!(^^)!
とは言ってもなぁ~~~。
ヤッパリ仕切られた空間もほしいよ~。という方には両引分けの建具がおススメです!
引き戸は開いていても閉まっていても、どちらでも建具本来の定位置なのです!
ドアなら閉めなさいって怒られますが・・・(ー_ー)!!
開口寸法が大きい引き戸は違います!
高さも天井いっぱいまでのものにするか、建具の上部を開口にすることにより空間としてのつながりを確保でき、なおかつ光の取り入れや風の通り道としても役立ちます。
そんな空間をちりばめて配置しておくと、小さいながらプライバシーを確保でき、リラックスルームとして使うことができます(*^_^*)
はたまたロールスクリーンやパーテイションという考え方もあります。
両者ともに開けた時にコンパクトに収納できるのでスッキリです!!!